りくりゅうペア フリー不発で2位 木原いら立ち「はっきり言って話にならない」

 演技する三浦璃来(上)、木原龍一組(共同)
 ペアフリーのスコアを確認し、肩を落とす三浦璃来(中央)、木原龍一(右)組
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 「フィギュアスケート・GPファイナル」(6日、グルノーブル)

 ペアで2年ぶりの優勝を目指した三浦璃来(22)、木原龍一(32)組(木下グループ)は合計206・71点で2位だった。SP2位でフリーは3位。ミネルバファビエンヌ・ハゼ、ニキータ・ボロディン組(ドイツ)が218・10点で2連覇した。男子SPは昨年3位の鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=が93・49点で2位につけ、2年ぶり出場の佐藤駿(エームサービス・明大)は86・28点で4位発進。世界王者のイリア・マリニン(米国)が105・43点で首位に立った。

 首位とわずか0・45点差で迎えたフリー。逆転優勝を狙った三浦、木原組の演技は不発に終わった。自己ベストを14点近くも下回り、木原は「表彰台に戻れたことはうれしいが、はっきり言って話にならない」といら立ちを隠せなかった。

 異変は午前の練習にあった。2人そろって跳ぶ3連続ジャンプで三浦が転倒し、古傷の左肩をさすりながらリンクを出た。本人は「全然大丈夫」と話したが、夜の本番は同じジャンプで回転が抜ける痛恨のミス。りくりゅうペアは立て直せず、二つのスロージャンプで転倒と着氷が乱れるミスを重ねた。

 昨季は木原が腰を痛めた影響でGPを欠場。2連覇が懸かった世界選手権は2位で終えた。「今季まだ3、4試合ある。やり切れるように練習を積んでいきたい」と語気を強めた木原。タイトル奪回へ、悔しさを糧にする。

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