テニス・錦織圭が2024年総括 完全復活に手応え「やっとスタート地点」
「テニス・ドリームテニスARIAKE」(8日、有明コロシアム)
収益の一部を能登地震震災復興支援事業に寄付するチャリティーイベントとして行われ、男子シングルスのエキシビションマッチでは、世界ランク106位の錦織圭(ユニクロ)と、同84位のダニエル太郎(エイブル)が対戦し、ダニエルがタイブレークの末に8-7で勝利した。
錦織は、試合後の会見で1年間を総括。「今年は大変な1年ではあったけど、結果も出て100位に戻って、やっとスタート地点に立ったなという思い。けがはありましたけど、なんとか0に戻ってきた」と一定の手応えを示した。来年1月には、4年ぶりに全豪オープンに出場する。「プレーも悪くないし、来年に向けて良い準備ができた」と気持ちを新たにした。
今季は24年パリ五輪にも出場。木下グループ・ジャパン・オープン(9月)では、強敵を破って8強入りするなど復調気配を漂わせ、11月にはチャレンジャー大会のHPPオープン(ヘルシンキ)で1年5カ月ぶりにツアー下部大会で優勝した。世界ランクは106位まで上昇。納得のいく形で、24年シーズンを締めくくった。