バスケ関係者悲痛 川淵三郎氏らが亡くなった沖縄市長を追悼「いくら感謝しても....合掌」 沖縄アリーナ建設に尽力
9日に鹿児島県内の病院で68歳で亡くなった沖縄市長の桑江朝千夫氏について、バスケットボール関係者がSNSで追悼した。
前日本協会会長の川淵三郎氏は同日「桑江朝千夫沖縄市長の訃報に接しあまりに突然の悲報にショックで言葉がありません」と自身のX(旧ツイッター)に投稿。「沖縄に画期的なアリーナを作っていただきそのお陰でW杯が開催でき日本代表が何十年ぶりかで予選を突破してオリンピック出場が叶いました。また琉球ゴールデンキングスも日本一になりました。いくら感謝しても....合掌」と悼んだ。
桑江市長は血液の細胞に異常が生じる「骨髄異形成症候群」の治療のため7月から療養に入っていた。Bリーグ・琉球の本拠地、沖縄アリーナの建設を先導。同アリーナは2021年4月から琉球が本拠地として使用し、22-23年シーズンにBリーグ制覇。23年夏のW杯では男子日本代表が格上のチームを破ってパリ五輪出場権を獲得し、1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりの自力出場を決めた舞台にもなった。
琉球の公式Xも「キングスのホームタウンである沖縄市市長 桑江朝千夫様のご逝去の報に接し、球団一同、心から哀悼の意を表します。12/11(水)川崎戦より、桑江市長に心からの感謝と敬意を込めて、キングスの選手は喪章を着用いたします」と投稿。
前Bリーグチェアマンで、現在はバレーボールSVリーグのチェアマンを務める大河正明氏も「突然の訃報に言葉を失った。桑江市長がいらっしゃったからこそ沖縄アリーナができたと言っても過言ではない。2016年9月、Bリーグ開幕戦後にFIBAの役員と会食した際、W杯2023の話があり開催検討を約束したのは、直前に沖縄アリーナ建設の話があったからこそ。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。