王座奪還目指す駒大4年わずか2人 藤田監督は自信「下級生とエースが融合した次世代チーム」全21チーム中最少タイ

 意気込みを語る駒大・藤田敦史監督(撮影・佐々木彰尚)
 駒大・藤田敦史監督(右)にマイクを渡す青学大・原晋監督(撮影・佐々木彰尚)
 箱根駅伝の記者発表会見に出席した各大学の監督たち(撮影・佐々木彰尚)
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 2025年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)が10日、発表された。各大学の監督は都内で行われた記者発表に出席。駒大は2大会ぶり9度目の優勝で王座奪還を目指す。

 今季の駒大は出雲駅伝、全日本大学駅伝でともに2位。国学院大と青学大と三つどもえの戦いを繰り広げている。藤田敦史監督(48)は「主力を占めていた4年が抜けて、選手層が薄くて前半シーズンは苦しんだ」と、ここまでの学生三大駅伝を総括した。

 この日発表されたエントリー16人では、4年がわずか2人。専修大と並び、全21チーム中で最少人数となった。3年以下が大半を占めるが、藤田監督はその特徴が逆にチームの強みであることを強調し、「4年が少ない印象ですけど、下級生が入って次世代のチームになった。それに加えて篠原倖太朗(4年)、佐藤圭汰(3年)のエース力を持った、融合したチーム」と語った。

 史上初の2年連続3冠を目指した前回大会は、主力を配置した2~3区で青学大に競り負け、流れを取り戻せなかった。「青学に逆転の一手を打てなかった」と課題を挙げ、今季は「いろんな状況においても対応できるチーム作りを進めた」という。王座奪還へ「予想外の展開になっても次の一手が打てるオーダーを組んで、総合優勝を目指したい」と意気込んだ。

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