カーリング・吉田知那美 父の死去を明かす「ちちのことを考えると涙が溢れて止まらなくなります」思い出写真とともに心情つづる
カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレの吉田知那美が16日、自身のインスタグラムとコラムで父が亡くなったことを明かした。
インスタグラムで父との思い出の写真を投稿。英文で「あなたがいなくなったことを受け入れるのにまだ時間がかかるでしょう。でも、また会えると信じています。私たちにたくさんの愛をくれてありがとう。あなたは私にとって世界一のお父さんです」と感謝をつづり、「ちちが残していたお酒、全部飲んじゃうからね」と記した。
コラムでは11月27日に他界したとし、「お母さんが淹れるコーヒーの香りに包まれながら、ちちは穏やかに眠るように旅立ちました。次は会えないもしれない、そういつも覚悟はしていたつもりだったけれど、どこで何をしていてもちちのことを考えると、頭がじんじんと熱くなり、鼻の奥がツンとし、喉が詰まり、涙が溢れて止まらなくなります」と心情をつづった。
チームメートにも父の病状について伝えており、練習時間を面会に合わせて変更するなど配慮してくれていたという。「時間が許す限りちちの面会に通わせてくれてありがとう。多くを聞かず、ただただ時間をくれてありがとう」などと感謝を記した。
コラムでは長文で父との思い出や入院生活を振り返り、「私の半分はちちそのものです。そして私のもう半分はちちが大好きな母でできています。どこが似ているのか分からないなら、これからの人生でちちに似ていけばいい。簡単なことではないけれど、私はこれから自信を持って『ちちに似ています』と言えるように生きていきたいと思っています。そしてちちが大好きな母のように、いつも明るい笑顔で過ごしたいです。ちち、またね!」とメッセージを送った。