昨年1秒差で涙の仙台育英 無念の3年連続2位 アンカー細川が追い上げも届かず 泣き崩れる 留学生起用が最短区間限定も指揮官「影響は感じてない」

 「全国高校駅伝」(22日、たけびしスタジアム京都発着、女子=5区間)

 昨年1秒差の2位に泣いた仙台育英(宮城)は3年ぶりの優勝を狙ったが、追い上げ及ばず、3年連続2位に終わった。昨年5位の長野東が1時間7分27秒で2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 1区で長岡みさき(3年)が3位につけると、2区で9位に順位を落としたが、3区の留学生、デイシー・ジェロップ(3年)で再び3位に浮上。位置をキープしたまま、アンカーの細川あおい主将につなぎ、細川は2位に浮上したが、長野東の背中は遠かった。

 昨年アンカー勝負で屈し1秒差で2位、おととしも最終区間で抜かれて2位だった。今回は追い上げ及ばず、3年連続2位。レース後、細川は泣き崩れ、仲間に支えられながら競技場をあとにした。

 今年から留学生の起用が最短区間(3キロ)の3区、4区のみに限定された。仙台育英の釜石監督は「理想の展開は3区でトップ。20~30秒でも追いつけると思っていた」と話した一方で「ルール変更の影響は感じていない。長野東さんが完璧なレース、ミスのない駅伝をした。うちはミスをした。改めて今年から新たな駅伝の始まりなんだと感じた」と、語った。

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