SPで6分間練習接触の河辺愛菜 フリーは127・98点 演技後にガッツポーズ→笑顔「何があっても大丈夫という自信になった」

 華麗な演技を披露する河辺愛菜(撮影・北村雅宏)
 女子フリーの演技を終え歓喜する河辺愛菜
 華麗な演技を見せる河辺愛菜(撮影・北村雅宏)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、東和薬品ラクタブドーム)

 女子フリーが行われ、22年北京五輪代表で、SPの6分間練習での接触で右肘上部を痛めていた河辺愛菜(中京大)がフリー127・98点、合計190・23点だった。

 河辺は20日のSP直前の6分間練習で江川マリア(明大)と接触。互いに後ろを向いていたことで起きた事故で、右肘の上部が腫れてしまった。直後のSPは3回転フリップで転倒したものの、何とか滑りきって14位でフリーに進出した。SP後は大粒の涙をこぼし、「右手の感覚がなくてずっとしびれている。ずっと痛い」などと落ち込んでいた。

 この日は「フリーだけでも練習を出し切りたかった。最後まで気持ちを切らすことなく、不安な気持ちも抑えて滑り切れたので安心して最後は感情が出ました」と笑顔で振り返った。

 右腕の状態については「昨日はまだ少し痛かったけど今日はゼロではないけど支障がないぐらいには収まっていた」と説明。「今までのスケート人生で一番焦った。それを乗り越えられたので、何があっても大丈夫という自信になった」と話した。

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