琴桜「やるしかない」綱とりへ決意「チャレンジできることに感謝」 大相撲初場所番付発表

 元横綱琴桜の先代師匠が締めた綱の前で会見する琴桜
 横綱琴桜の優勝額に手をやり、撮影に応じる琴桜
 祖父で先代師匠の元横綱琴桜が締めた綱を前に会見に臨む琴桜
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 日本相撲協会は23日、大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。九州場所で初優勝を飾った琴桜(27)=佐渡ケ嶽=は千葉県松戸市の部屋で会見。自身初の綱とり場所へ「やるしかない」と決意を口にした。

 大きな注目を集めて戦う15日間。横綱昇進への期待を背負う場所になる。それでも「いつも通り」という言葉を3度繰り返すなど、泰然自若の姿勢は不変。「特にそんな難しく考えていない」と言い切った。

 祖父で先代師匠の元横綱琴桜は、1973年初場所で2場所連続の優勝を果たして昇進。ちょうど52年後に、孫は再現を目指す。「まずチャレンジできることに感謝して。あとはやるしかない。変わらずにいつも通りに自分らしくやっていくことが一番」と心境を明かし「先代がその地位に行った、行くまでの難しさをしっかり自分で感じながら、挑戦できればいい」と静かに闘志を燃やした。

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