新入幕の玉正鳳「昔からの夢だった」 義兄の玉鷲との土俵入り実現へ 大相撲初場所番付発表

 新入幕を果たし、部屋の看板の前で番付のしこ名を指す玉正鳳
 飼っているモルモットを持ち、満面の笑みを浮かべる玉正鳳
 新入幕を果たし、番付のしこ名を指す玉正鳳(左)と師匠の片男波親方
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 日本相撲協会は23日、大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)の新番付を発表し、モンゴル出身の玉正鳳(片男波)が新入幕を果たした。

 東京都墨田区の部屋で会見した玉正鳳は「長年の夢で目標でもあった。達成できてよかった」と笑顔。31歳9カ月17日での新入幕は戦後8位の高齢昇進。初土俵から所要79場所は、外国出身では阿夢露の74場所を抜く同1位のスロー昇進となったが「あまり気にしていない。これからなので。上がったから、長く相撲をとれればそれで十分」と、先に目を向けた。

 部屋では2008年秋場所の玉鷲以来の新入幕となった。玉鷲の義弟でもある玉正鳳は「尊敬する人で、すごい人。憧れの存在」と表現。幕内で対戦してみたい力士を問われ「正直言うと鷲関(玉鷲)なんですけど、無理」と笑いつつ「同じ土俵で土俵入りするのが楽しみ。昔からの夢だったので。『幕内で一緒に土俵入りしたいね』ってずっと話していた」と、尊敬する義兄と同じ舞台に立てた喜びをにじませた。

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