羽生結弦さん 来年3月に宮城でアイスショー「notte stellata」第3弾開催 震災から14年「希望と、祈りと、未来に向けて」
フィギュアスケート男子の五輪2連覇王者で、プロスケーターの羽生結弦さん(30)が来年3月に東日本大震災から14年を迎える故郷の宮城県でアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2025」を開催する。主催する日本テレビが24日、発表した。
羽生さんは23年3月に自身が座長を務める「notte stellata」を初開催。今年3月にも第2回を実施し、今回が第3回となる。公演日程は3月7~9日の3日間で、会場は宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)。羽生さん以外の出演者は順次、公式ホームページで発表される。
羽生さんは開催にあたり「『notte stellata』がこうやって3回目を迎えるということは、何度も何度もその3・11のことを思い返したり、また、何かできることはないかということを模索しながら、たくさんの事を考えてここまで来たんだなということを改めて感じています。また希望を届けていけたらいいなと思いますし、このショーを見た皆さんが笑顔で帰っていただけるような、そんな明るいものにできたらなと思います」とコメント。自身の演技については「希望と、祈りと、未来に向けて少しでもなんか明るい気持ちになれたらいいなという気持ちを込めて滑りたいと思っています」と、語った。
「notte stellata」は、羽生さんが18年平昌五輪のエキシビションで滑ったプログラムで、イタリア語で「満天の星」を意味する。羽生さんが地元仙台で震災にあった際に、停電の暗闇の中で見た美しい「満天の星」に希望を感じたことから名付けられた。