“元わたがし”渡辺、田口組が敗退 代表入り選考条件満たせず「終盤にミスが増えたことが全て」ペアは一区切り

 プレーする渡辺勇大(左)、田口真彩組
 プレーする渡辺勇大(右)、田口真彩組
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 「バドミントン・全日本総合選手権」(28日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 混合ダブルス準々決勝が行われた。パリ五輪銅メダルの渡辺勇大(BIPROGY)が、田口真彩(ACT SAIKYO)と組んで出場し、古賀輝(NTT東日本)、福島由紀(岐阜Bluvic)組に0-2(21-23、22-24)で敗れた。今大会での日本代表入りに必要な選考条件(2位以上)を満たせなかった。

 ゲーム後半の細かいミスが響いた。両ゲームとも前半は渡辺の的確なショットや、田口の前衛の攻めが光り、互角以上の戦い。ただ古賀、福島組に粘り強くラリーを続けられ、「焦ってミスが出てしまった」(田口)という。第2ゲームは20-17と先にマッチポイントをかけたが、そこから逆転負け。渡辺は「終盤にミスが増えたのが全て」と受け止め、田口は「優勝したかったので、すごく悔しい」と唇をかんだ。

 渡辺は東野有紗(現・五十嵐)と組んだ“わたがし組”として、パリ五輪で2大会連続の銅メダルを獲得した。その後にペアを解消。フレッシュで勢いのある力を求めて、世界ジュニア選手権女子ダブルスで優勝経験のある8学年下の田口と、9月の全日本社会人選手権から組み始めた。

 コンビは今大会で一区切りで、継続は今後熟考する。課題は多く残るが、渡辺は「攻撃の連続性がよかった。試合を追うごとにコンビネーション、やりたいことが増えている」と手応え。田口も「勇大さんにスキルやいろんな部分を教わって成長、充実した半年だった。よりオールマイティーな選手になりたい」と意気込んだ。

 ◆2025年度 日本代表選考基準

 ①2024年全日本総合選手権上位2組

 ②2025年日本ランキング最上位(全日本総合選手権後に発表)

 ③強化本部推薦選手

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