“元世界1位コンビ”福島、松本組が逆転負け 2人は前向き「未来に期待しかない」 元“わたがし”五十嵐、桜本組に敗れる
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子ダブルス準決勝が行われ、福島由紀(岐阜Bluvic)、松本麻佑(ほねごり)組が、五十嵐有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組に1-2(21-19、18-21、19-21)で逆転負けした。
第1ゲームは中盤から松本の4連続得点、福島の3連続得点などで稼ぎ、21-19で先取。ただ第2ゲームを18-21で落とすと、最終ゲームは相手の勢いに押し切られた。福島は「相手がノーミスで見たことないプレーだった。相手がすごくよかった」と称賛。松本は「お互いを意識しすぎたり、戦略を迷って甘くなって点を取られたところがあった」と課題を上げた。
広田彩花と組んで世界ランク1位を経験した福島と、永原和可那とのペアで世界選手権を2連覇した松本。互いの解散を機に、パリ五輪後の今秋にコンビを結成した。
“元世界1位”同士のペアは今大会で4強に終わったが、出場は3試合目とまだまだ発展途上。福島は「ここからだと思う。楽しんでいけたら」とうなずき、松本も「まだ始まったばかり。未来に期待しかない」と、明るい表情で先を見据えた。