元わたがし・五十嵐、桜本組が代表入りへ 決勝はシダマツペアと対戦 桜本「(優勝)つかみにいきたい」

 「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 各種目の準決勝が行われた。女子ダブルスは、“わたがし”としてパリ五輪混合ダブルスで銅メダルを獲得した五十嵐有紗(BIPROGY)が、桜本絢子(ヨネックス)と組んで出場し、福島由紀(岐阜Bluvic)、松本麻佑(ほねごり)組を撃破。2位以上が確定し、2025年代表選考の条件を満たした。決勝はパリ五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)と対戦する。同シングルスでは宮崎友花(山口・柳井商工高)が、平成以降4人目の女子高生Vに王手をかけた。

 79分に及ぶ死闘を制した。桜本が後衛でシャトルをさばき、五十嵐が前に踏み込む得意の形で得点を重ね、第2ゲームから連取。世界1位経験者の福島、松本組に勝ち切り、五十嵐は「我慢の試合だった。取れるところを確実に取れた」と充実の汗を拭った。決勝は志田、松山組と対戦する。桜本は「目指しているのは優勝。つかみにいきたい」と力を込めた。

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