箱根駅伝区間エントリー発表 花の2区は“3強”エース対決か 青学大は黒田朝と太田を補欠登録

 来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝に出場する21チームの区間エントリーが29日、決定した。総合2連覇を狙う青学大は、原晋監督(57)が『あいたいね大作戦』を掲げる中、二枚看板を補欠登録して“隠す”配置となった。初優勝と、史上6校目の出雲全日本選抜と全日本を含めた大学三大駅伝3冠を狙う国学院大、2年ぶりの王座奪還を狙う駒大はエースを“花の2区”に置く強気な采配を見せた。

 “3強”の駆け引きは既に始まっている。2連覇を狙う青学大は3区に今季好調の鶴川正也(4年)、山上りの5区に過去2度好走した若林宏樹(4年)を配置する盤石な構え。各校のエースが集う“花の2区”は黒田然(1年)が入ったものの、当日変更可能な補欠に兄で前回2区区間賞の黒田朝日(3年)と主力の太田蒼生(4年)が残っており、変更の可能性が高いとみられる。

 2区ではエントリー段階から注目選手が激突した。初優勝と初の大学三大駅伝3冠を狙う国学院大は、2月の大阪マラソンを制した“絶対エース”平林清澄主将(4年)を投入。2年ぶりの優勝を狙う駒大も、エースの篠原倖太朗主将(4年)を置き、堂々と勝負に出た。

 有力校で気になるのが、駒大の“怪物”こと佐藤圭汰(3年)だ。今季恥骨を痛めた影響で駅伝出場はなし。前回大会では3区で青学大の太田に先頭を譲ってしまっただけに、雪辱なるか。当日変更で再び太田VS佐藤が実現すれば「リベンジしたい」と燃えたぎっていただけに、選手たちが箱根路で織りなすドラマにも注目が集まる。

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