バドミントン 女子単・宮崎友花が平成以降4人目の女子高生V 奥原、山口に続いて快挙「同じ結果を残せてよかった」ニューヒロイン誕生 夢はロス五輪金メダル

 「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 女子シングルス決勝が行われた。18歳の宮崎友花(山口・柳井商工高)が、8歳上の仁平菜月(ヨネックス)を2-0で破り、奥原希望、山口茜に続く、平成以降4人目の女子高生Vを果たした。

 「不安もあったけど、いいプレー、ラリーができた。本当によかった。(過去に女子高生Vを果たした山口、奥原は)トップで憧れの選手。同じ結果を残すことができてうれしい」

 4年後のロサンゼルス五輪を目指すニューヒロインが誕生した。第1ゲームを21-18で奪うと、第2ゲームも21-14で連取。緩急のある球でシャトルをコートの前後左右にちりばめ、相手の体制を何度も崩す。ビデオ判定で長く試合が中断したときも、迷わずに足さばきなどを確認する集中力の高さも見せた。試合全体を通してネット前に落ちるヘアピンショット、強打が光り、宮崎が日本の頂点に立った。

 大阪市出身。2006年生まれで、現在は花の高校3年生だ。6歳で競技を始め、山口・柳井中を経て、柳井商工高へ進学。22年には世界ジュニア選手権を初制覇して、同年から日本代表に名を連ねた。成長は止まらず、今年9月の中国オープンの準決勝では山口茜にストレート勝ち。世界の実力者が参加するスーパー1000の位の高い大会で、準優勝を成し遂げた。

 目標には、ロサンゼルス五輪の金メダル獲得を掲げる。奥原、山口ら世界の女子シングルスで活躍した選手が通ってきた女子高生日本一を達成した宮崎。場内インタビューでは「五輪で金を取ることが夢です」と堂々と宣言した。ここから4年間、夢へ向けて駆け上がっていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス