シダマツが涙の初V 志田、松山組が息ピッタリで絶叫喜び爆発「全日本総合を取るために2人で走ってきた」 元“わたがし”五十嵐、桜本組を圧倒

 「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 女子ダブルス決勝が行われた。パリ五輪銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が、五十嵐有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組に2-0で勝利し、初優勝を飾った。

 貫禄を示した。第1ゲームを21-5と圧勝。第2ゲームも得意とするスピードのある展開から流れるような連係を見せ、勝負を決めた。シャトルが地面に落ちると、2人で同時に天を見上げて絶叫し、喜び爆発。ともに涙をぬぐった。結成10年目で悲願の日本一に輝き、志田は「全日本総合を取るために2人で走ってきた。素直にうれしい」と実感を込め、松山も「2人で優勝を狙って10年間戦ってきた。ここで優勝できたことをうれしく思う」と喜んだ。

 銅メダルを獲得したパリ五輪後は、競技会だけでなくメディア出演など多忙を極めた。松山は年明けから約2週間の休養を取り、体力回復に努める予定。「五輪が終わってから(減った)体重が戻らなかった。栄養士さんに『休みの間は好きなものを食べて、とにかく体重を増やしてきて帰ってきてね』と言われている。たくさん好きなもの、おいしいものを食べたいです」と話した。

 松山の休養中に志田は、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの松友美佐紀(BIPROGY)と組んで国際大会2試合に出場する。「松山以外(とのペア)で海外戦に出たことがない。違うパートナーと組んだときは個々の力が試されると思う。実力を試したい。松友さんは経験も多く、自分にないものを持っている。たくさんの技術を教わりたい」と展望を語った。

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