報徳 ノーシードから逆襲へ シード校の目黒学院撃破 2年生・山口は次戦へ「リベンジを果たしたい」

 「全国高校ラグビー・2回戦、報徳学園28-12目黒学院」(30日、花園ラグビー場)

 16試合が行われ、京都工学院がBシード校の中部大春日丘(愛知)を破り、来年1月1日に行われる3回戦へ進んだ、報徳学園(兵庫)もBシード校の目黒学院(東京第1)を破った。前回優勝の桐蔭学園(神奈川)、選抜大会を制した大阪桐蔭(大阪第1)石見智翠館(島根)のAシード勢、Bシードの常翔学園(大阪第3)などが3回戦に進んだ。Bシードで2大会ぶりの優勝を狙う東福岡も16強入り。能登半島地震の影響を受けた日本航空石川は、国学院久我山(東京第2)に敗れた。

 ノーシードからの逆襲を狙う報徳学園がBシードの目黒学院を下し、3回戦に進出した。先制トライを奪うなど、攻守にわたって活躍を見せたフランカーの山口鉄心(2年)は「集中を切らさずに最後までやり切れました」と笑みをこぼした。

 前半を28-0と強敵を圧倒。山口も「ここまでいい形で終えられると思っていなかった」と想像以上の手応えを得た。後半も目黒学院の中心選手である高校日本代表候補ナンバー8のロケティ・ブルースネオル(2年)らに仕事をさせず、反撃を12点に抑えた。

 相手のキーマンを封じ込めたディフェンスに対し、西條裕朗監督(61)は「1人では止められない選手なので、2人、3人で止めようと思っていた。その通りになった」と納得顔。次戦は前回大会でも3回戦で敗れた東海大大阪仰星と激突する。「リベンジを果たしたい」と山口。花園の借りは花園で返すつもりだ。

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