「敬語の方がいいっすか?」「ドキドキしたよ」1区区間賞・吉居駿恭と兄・大和の兄弟掛け合いにお茶の間ホッコリ「可愛すぎた」「おせち吹きそうに」
「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~箱根町芦ノ湖駐車場)
第101回大会がスタートし、1区では当日変更で起用された中大の吉居駿恭(3年)が1時間1分7秒の歴代4位の記録で区間賞を獲得した。
圧巻の大逃げだった。兄の大和(現トヨタ自動車)の持つ1区の区間記録1時間00分40秒(22年)に挑んだ。号砲とともに一気に前に出て、22年の兄と同じような独走態勢に持ち込んだ。5キロを区間記録ペースを上回る13分56秒で刻むと後続はついていけず。その後もハイペースを刻み続けた。2位の駒大に1分32秒差をつける独走劇。2区溜池一太(3年)にタスキを渡した後には涙する姿もあった。
区間賞のインタビューでは日本テレビのゲストにきていた兄・大和とのかけ合いも。「おめでとう」と声を掛けられると、「ありがとう」と笑顔。「飛びだした時はどんな感じだった?」と聞かれ、「遅くなりそうだったから」と話したとことで「敬語の方がいいっすか」と照れて、「前に出たんだけど、本当に想定してなかった…後ろ離れちゃったからいくしかないかという感じだったかな」とくだけた口調で語った。「兄的にはドキドキしたよ。おめでとう」という声に「ありがとう。恥ずかしかったです」と照れ笑いを浮かべた。
兄弟の微笑ましい会話にSNSでは「兄弟のかけ合いって感じでほっこりしました」、「吉居兄弟のやりとり可愛すぎた」、「おせち吹きそうになった」と、反響が寄せられていた。