大の里「相撲で元気に」 故郷の被災地へ思い語る

 石川県出身で大相撲の大関大の里が2日、故郷を襲った能登半島地震から1年が過ぎた心境について「石川のことを思って、この1年間頑張ってきた。自分の成績で明るいニュースを届けたいと思っていた」と述べた。

 2日は茨城県阿見町の二所ノ関部屋で新年最初の稽古。大の里は四股、すり足、てっぽうに加え、幕下以下の力士に胸を出した。1日は震災関連のテレビ番組などを見たそうで「1年たっても大変な状況。豪雨もあった。まだまだ復興への時間はかかると思う。自分の相撲を見て、少しでも元気になってくれたらいい」と言葉をかみしめた。

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