「箱根駅伝・復路」（３日、箱根町芦ノ湖駐車場～大手町）

　復路のスタートを前に、当日の選手変更が発表された。往路優勝を果たし、総合２連覇を狙う青学大は９区に田中悠登主将（４年）、１０区に小河原陽琉（１年）を当日変更した。２位中大との差は、１分４７秒と大差。原晋監督は山下りの６区で前回区間２位の野村昭夢（４年）に絶大な自信を持っており、ここで「３０秒以上」差を広げてからの逃げ切りプランを描く。

　２年ぶり総合優勝を狙う駒大は往路で１位に３分１６秒差の４位。復路に残した切り札で、今季けがで駅伝出走なしの“怪物”佐藤圭汰（３年）を７区に当日変更した。藤田敦史監督は「ゲームチェンジャー」としての役割を期待する。６区の伊藤蒼唯（３年）は１年路に区間賞を獲得していることも好材料となる。９区は村上響（２年）、１０区は小山翔也（２年）に変更された。

　◆青学大・復路メンバー

　６区・野村昭夢（４年）

　７区・白石光星（４年）

　８区・塩出翔太（３年）

　９区・田中悠登主将（４年）

　１０区・小河原陽琉（１年）

※補欠は当日変更可能。

　◆箱根駅伝における出走選手の当日変更　往路、復路とも当日のレース開始１時間１０分前（午前６時５０分）に出走メンバーの変更が受け付けられる。事前に区間エントリーされていた選手と補欠選手の交代は往路、復路の２日間で計６人まで可能だが「一日に変更できる競技者は４人まで」の条件がある。変更が認められるのは事前に区間エントリーされていた選手と補欠選手との交代に限られ、事前に区間エントリーされていた選手同士での区間変更は認められない。