東京国際大 昨年他界・横溝前監督に捧げる3年ぶりシード 左胸に喪章つけ激走 思い乗せつかんだ8位

 ゼッケンに喪章をつけて力走し、接戦を制してゴールする東京国際大・大村(左)
 総合8位でゴールした東京国際大・大村良紀(撮影・伊藤笙子)
 益田郁也(左)からたすきを受け駆け出す東京国際大・菅野裕二郎(撮影・開出牧)
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 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 往路首位の青学大が、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たした。優勝回数は駒大に並び、史上6位タイとなった。

 天国の恩師にささげる3年ぶりのシード獲得に、東京国際大・中村悠太監督代行は天を見上げた。昨年11月に亡くなった横溝三郎監督のチームを引き継ぎ、最後まで大混戦だったシード争いを制して8位。「今年のチームでシードを取って来年につなげることが、横溝さんへの恩返しとチームで話していた。最後にいいお土産を用意できた」と胸の内を語った。

 選手たちも横溝監督の思いを背負って、箱根に向けて一致団結した。グラウンドの横にあるトレーニングセンターの中に横溝監督の写真を飾っており、チームは練習前後に手を合わせているという。

 「許可も得られれば、監督の写真も一緒に車に乗りたい」。選手たちは左胸に喪章をつけて走った。指揮官の思いを乗せて挑んだ箱根路だった。

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