フィギュアスケート女子で１４年ソチ五輪団体金メダリストのユリア・リプニツカヤさん（２６）＝ロシア＝が１日、自身のＳＮＳを更新。新年の家族４人の写真とともに、生まれたばかりの第２子となる長男を公開した。

　リプニツカヤさんは引退後の２０年に元スケーターのウラジスラフ・タラセンコ氏との間に第１子となる長女カタリナちゃんが誕生した。しかし、ロシアのウクライナ侵攻後、タラセンコ氏は徴兵により戦線に。離れ離れとなっていた。ロシアメディア「スポルトエクスプレス」によると、戦争が長期化する中で、２人は破局。２４年秋に振り付け師のドミトリー・ミハイロフ氏と結婚したことが明らかとなり、第２子の誕生が報じられていた。露メディアによるとリプニツカヤさんはタラセンコ氏とは事実婚状態だったが、結婚しておらず、今回が初めての結婚だったという。

　イケメンの夫に、かわいい赤ちゃん、４歳となり母そっくりに成長した長女の姿に、コメント欄では「なんて美しい家族」、「カタリナは将来のフィギュアスケート女王に見える」、「カタリナちゃんがママそっくりになってきてかわいい」と反響が寄せられていた。

　リプニツカヤさんは体の柔らかさを生かしたキャンドルスピンなどを武器に、シニアデビューとなった１２－１３年シーズンから一気に頭角を現し、１３年ＧＰファイナル、１４年世界選手権では浅田真央に次ぐ銀メダルを獲得。ソチ五輪団体戦では金メダル獲得に貢献した。１５歳２４９日での金メダルは同競技史上最年少記録だった。その後は拒食症に苦しみ、１７年に現役を引退した。