国学院栃木は3大会ぶりの決勝進出ならず 桐蔭学園に逆転負け 主将は涙「後半からディフェンスが通用しなくなって」

 試合後、健闘をたたえ合う国学院栃木フィフティーンと桐蔭学園フィフティーン(撮影・北村雅宏)
 前半、トライを決めて拳を握る国学院栃木・下境洋(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校ラグビー・準決勝、桐蔭学園25-14国学院栃木」(5日、花園ラグビー場)

 国学院栃木の、3大会ぶりの決勝進出はならなかった。前半を終え14-8とリードしていたが、後半になり、準々決勝までわずか1トライ、8失点という強力なディフェンスを崩される場面が増えてきた。

 後半7分にトライ、ゴールで逆転を許すと21分、桐蔭学園FB古賀龍人(3年)のトライで大勢が決した。

 吉岡肇監督(63)は「よく頑張った」と選手をねぎらった一方で、桐蔭学園に対し「トップレベルの強さ、うまさを感じました」と連覇を狙うチームに敬意を表した。

 ただ「ぶつかり合いで負けていないとか、せった部分がありながら、終わってみればこういうスコア。試合巧者ですね。そういうチームに、こうして食らいついて『ライバル』と思ってもらえる領域までいきたい」と、今後を見据えた。

 チーム史上学年最多となる3年生47人を含め、121人の大所帯をまとめ上げたLO笹本直希主将(3年)は、大粒の涙を流しながら「桐蔭学園さんに勝ちたかった。やはり後半から持ち味のディフェンスが通用しなくなって」と振り返り、それでも3位という過去2番目の成績に「規律やパッションを受け継いでもらいたい」と後輩たちに未来を託した。

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