豊昇龍 16番で13勝3敗 八角理事長「前に出るという気持ちが出ている」稽古総見で琴桜と明暗

 横綱審議委員会の稽古総見で汗を流す豊昇龍(代表撮影)
 稽古総見で汗を流す琴桜(代表撮影)
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 「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)

 横綱審議委員会による稽古総見が6日、両国国技館内で行われ、綱とりに挑む琴桜(佐渡ケ嶽)、豊昇龍(立浪)の両大関は、明暗が分かれた。豊昇龍は16番取り、大関大の里(二所ノ関)に4勝3敗、琴桜に8勝1敗。時に墓穴を掘った投げ技を封印し、正面から押し込む場面が目立ち「いい感じで稽古できた」とうなずいた。

 琴桜は豊昇龍に1勝8敗、大の里に2勝2敗。先手を取るも押し戻される場面が目につき「もっと仕上げていかないと」と前を向いた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「前に出るという気持ちが出ている。優勝しかないと思っているからね」と豊昇龍を評価。琴桜には「精神的にも受け身に回っている。もっと積極的に行かないと」と厳しかった。

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