共栄学園が準決勝進出!エース秋本美空が無双 母の大友愛さんが客席で応援 試合前にはLINE
「バレーボール・全日本高校選手権・準々決勝、共栄学園2-0東九州龍谷」(7日、東京体育館)
共栄学園(東京)が東九州龍谷(大分)を2-0(25-21、25-15)で破り、準決勝に進出した。
主将・秋本美空(3年)が、繰り出す強打でチームを勝利に導いた。1セット目の17点目から21点目を全て決め、笑顔でガッツポーズ。2セット目もバックアタックをさく裂させ、7連続得点に貢献するなどオレンジコートで無双した。
最後は相手のミスを誘い、3回目の春高にして初の準決勝進出。「今日は最後の試合なので、みんなで倒れるくらいやろうと思った。1年生では届かなくて、2年生では初戦敗退してしまった。頑張ってきて良かった」と振り返り、コート上で仲間と歓喜の輪をつくった。
スタンドからは元日本代表の母・大友愛さんが見守った。試合前にはLINEで「『相手のペースに合わせないで、自分たちのペースでやりな』と言われた」と秋本。母からの金言を胸に試合に臨み「最初から最後まで自分たちのテンポでバレーができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
準決勝では前回大会王者の就実(岡山)と激突する。「つないで攻撃力も高いと思うので、自分たちもそれに負けないくらいつないで攻撃していけたらいいなと思います」。初のセンターコートで躍動し、必ず倒してみせる。