共栄学園・秋本美空 自身初の春高4強進出に「頑張ってきて良かった」母・大友愛さんの金言胸に大暴れ

 第1セット、スパイクを決め喜ぶ共栄学園・秋本美空(中央)=撮影・吉澤敬太
 愛娘を応援する大友愛さん
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 「バレーボール・全日本高校選手権・準々決勝、共栄学園2-0東九州龍谷」(7日、東京体育館)

 3回戦と準々決勝が行われた。女子は12年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんを母に持つ秋本美空(3年)擁する共栄学園(東京)が3回戦で古川学園(宮城)を2-0、準々決勝も東九州龍谷(大分)を2-0で撃破。5大会ぶりに4強に進出した。前回優勝の就実(岡山)、高校総体覇者の金蘭会(大阪)、下北沢成徳(東京)も勝ち上がった。男子は3連覇を狙う駿台学園(東京)が東福岡、市尼崎(兵庫)、東亜学園(東京)とともに準決勝に進んだ。

 主将・秋本が繰り出す強打でチームを勝利に導いた。準々決勝の東九州龍谷戦。強烈なバックアタックをさく裂させ、笑顔でガッツポーズ。自身3度目の春高にして初の4強を決め「今日は最後の試合なのでみんなで倒れるくらいやろうと思った。頑張ってきて良かった」と振り返った。

 スタンドから母が見守るなかで大暴れした。試合前にはLINEで『相手のペースに合わせないで、自分たちのペースでやりな』とアドバイスを受けた。金言を胸に試合に臨み、「最初から最後まで自分たちのテンポでバレーができた」と安堵(あんど)の表情だった。

 11日の準決勝では前回大会王者・就実(岡山)と激突する。「つないで、攻撃力も高いと思う。自分たちも負けないくらいつないで攻撃していけたら」。ようやく立てる初のセンターコート。春高制覇へ、縦横無尽に駆け回る。

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