琴桜 大の里と14番こなし綱とりへ復調の兆し 体調に不安も「自分の相撲を出し切る」
「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)
横綱昇進を目指す大関琴桜(佐渡ケ嶽)は7日、千葉県松戸市の部屋で出稽古に訪れた大関大の里と14番取って6勝8敗だった。序盤に5連敗したものの、最後は鋭い出足で4連勝と巻き返した。「際どい相撲も前に攻めることができていた。体が温まってからは思うように動いた」とうなずいた。
同じく出稽古の幕内豪ノ山らも指名して計19番こなした。6日の横綱審議委員会による稽古総見では3勝10敗。復調の兆しを見せ「勝ち負けも大事だが、内容が6日に比べたら良くなってきた」と手応えを示した。
琴桜は例年の冬場にせきや鼻づまりの症状に悩まされるという。今も鼻声なのが気がかりだが「寝られているから大丈夫。自分の相撲を出し切る」と気合を入れた。