美しきやり投げ元女王が現役引退を発表 今夏東京世陸も「怪我や気持ちの面で折り合わず」 20年日本選手権では北口破り逆転Vも

 陸上女子やり投げで20年日本選手権女王の佐藤友佳(32)=ニコニコのり=が10日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。

 「この度、私、佐藤友佳は引退することを決断致しました。今年は東京世界陸上が行われることもあり競技を続けたいという気持ちがありましたが、怪我や気持ちの面で折り合いが合わずこのタイミングとなってしまいました」と報告。「中学から陸上を始め20年間、やり投げを始めて17年間、国内外でたくさんの出会い、たくさんの経験をさせてもらいました。語り出したらキリがないほどの思い出があります」と思いをつづり、支えてくれた周囲に感謝。「引退試合をする予定はないですが、泣いたり笑ったり騒いだり、、、今まで悔いなくやってこれたかなと思ってます。新たなステージでも自分らしく全力で楽しんでいきたいと思います!本当にありがとうございます」と、結んだ。

 20年日本選手権では最終第6投目で後にパリ五輪で金メダルに輝く北口榛花を逆転して優勝した。

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