男子テニスのシナー、4月に聴聞会 スポーツ仲裁裁判所、世界1位
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10日、世界反ドーピング機関(WADA)が提訴した男子テニスの世界ランキング1位、ヤニク・シナー(イタリア)のドーピング疑惑について、聴聞会を4月16、17日に非公開で行うと発表した。
シナーは昨年3月に筋肉増強作用がある薬物に陽性反応を示したが、不正監視機関ITIAはスタッフが指の傷の治療で禁止物質を含むスプレーを使ったとの説明を支持し、資格停止処分を科さなかった。WADAはこれを不服とし、1~2年の資格停止を求めている。(共同)