共栄学園・秋本美空が躍動し決勝進出 前回覇者の女王・就実を3-1で撃破 スタンドの母・愛さんもバンザイ

 「バレーボール・全日本高校選手権・準決勝、共栄学園3-1就実」(11日、東京体育館)

 女子で2012年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんを母に持つ秋本美空(3年)を擁する共栄学園(東京)が、前回覇者で2度目の連覇と6度目Vを目指す就実(岡山)を3-1(25-17、21-25、25-21、26-24)で破り、決勝に進出した。

 第1セットから身長184センチの秋本が躍動した。3-3の同点から高い打点のジャンプサーブで2連続得点。レシーブが乱れた場面でも高い打点からのトスで空いたスペースにコントロールして得点するなど、スパイクだけでない多彩なプレーでリードを奪った。

 その後も右へのブロードから17-12、今度は中央から18-12とスパイクを決めてこの時点で早くも10得点に到達。25-17でセットを先取した。

 第2セットは接戦の末に21-25で落としたが、第3セットは再び勢いを取り戻した。3枚ブロックを破って8点目。後方からトスアップされたボールをスパイクして決めた12点目。高さとパワーに加え高い技術も駆使して得点を重ねた。

 あと1セットとして迎えた第4セットでは、3-3から相手エースの福村心優美(3年)のスパイクをブロックで止め、しっかりと流れを引き寄せた。

 スタンドでは母の愛さんも応援し、チームが得点するたびに両手を上げて喜んだ。

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