碇潟 父と兄の背中追うホープ 三段目付け出しの碇潟が白星デビュー

 「大相撲初場所・初日」(12日、両国国技館)

 三段目最下位格付け出し資格を持ち、初土俵を踏んだ碇潟(伊勢ノ海)が関塚とあたった。立ち合いから攻め込み、危なげなく押し出した。「緊張していましたが初日が出てほっとしています」と語った。

 埼玉栄高から出場した昨年の国民スポーツ大会で4位に入り、三段目から土俵に立つ資格を得た。父は師匠の甲山親方(元幕内大碇)、兄は十両若碇。所作は3日前に師匠から教わり「それも結構緊張しました」と話した。

 碇潟は京都相撲の強豪だったしこ名。師匠からの「気合を入れていけ」というゲキに応え「一番一番勝っていって、できれば優勝したい」と意気込みを口にした。

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