専門外10キロ区間挑んだ田中希実「マラソンまでは考えてないんですけど」ロードならではの体験を進化の糧に「得意分野にしていけたら怖いものはない」

 「全国都道府県対抗女子駅伝」(12日、たけびしスタジアム京都発着)

 パリ五輪代表で、1500メートル、5000メートル日本記録保持者の田中希実(ニューバランス)は兵庫のアンカーとして出場し、12位から2つ順位をあげて、10位でゴールとなった。

 未知数の10キロ区間に挑んだ田中は序盤から果敢に飛ばしていった。後方から追い上げてきた長崎の東京五輪代表、広中璃梨佳に交わされたが、粘りの走りで10位まで順位を上げた。未知数だった10キロの挑戦で、本来の爆発力は影を潜めただけに「もっと気持ちよく楽しく走れたらよかったですけど、甘くはなかったなと。個人としてはこれからに向けてちょっとふがいない走りだったなと思います」と振り返った。

 将来的なマラソン挑戦を問われると「マラソンまでは考えてはいないんですけど」とした上で、「やっぱりこういう10キロの走りの中で自分のリズムを探っていくっていうところだったり、また駅伝ならではの他の選手の背中を追ったり追われたりっていうところっていうのは、自分の苦手とするところだったり、逆にそこを得意分野にしていけたら怖いものはないかなとも思う」と、語った。

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