錦織戦を熱狂現地解説の松岡修造氏「自分も一回、集中を切っておきたい」と異例のタイムアウト要求 スタジオ「修造さん、ちょっと一回休憩して」
「テニス・全豪オープン」(12日、メルボルン)
男子シングルス1回戦で元世界ランキング4位で現74位の錦織圭が4年ぶりに出場。予選を突破した世界106位のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)にフルセットの末に3-2で大逆転勝ちした。
生中継したWOWOWで現地から解説した松岡修造氏が、第4セット途中に試合が一時中断した際に「ちょっといいですか?自分も一回、集中を切っておきたいです」とお願いする場面があった。
錦織が2セットを先取された第3セット。4-5で迎えた第10ゲームでブレークされそうな危機を迎え、2度も握られたマッチポイントをしのいで7-5で奪い返した。第4セットは一方的な展開となり、左脚付け根を痛めたモンテイロがメディカルタイムアウトを取った。ここで松岡氏が、自身にも異例のタイムアウトを要求。「そのくらい本当に、これギリギリ。崖っぷちどころじゃないですよね。一回、崖から落ちる状況までいきましたね、これは。相手もうまかったし」と錦織と同じようなテンションで話した。これに対してスタジオ解説の岩渕聡氏が「修造さん、ちょっと一回、休憩して」と助け船。実況アナも「エネルギーを蓄えていただきましょう」とし、松岡氏のマイクがオフにされた。
錦織は大逆転で勝利し、感想を求められた松岡氏は「メルボルン来てよかったーーー!」。SNSでは「松岡修造さんも、疲れますよねw日本で見てても疲れますもん。休憩を要求する松岡さん、ちょっと笑ってしまった」「一般観客席での解説でも真剣に戦う松岡修造さん、さすが熱い男だ」などとコメントが。錦織の代名詞でもあるフルセットの逆転勝ちという試合内容に加えて「松岡修造が放心状態になる GS復帰戦がこんなにこんなに錦織らしさ満点だとは…嬉しいね」という声もあった。