久保凛がさらなる飛躍誓う「勝ち続けるっていう部分を今シーズンも」 年末年始は「いとこと」に報道陣どよめくも笑顔で「違う方です」

 陸上のU20世代有力選手、指導者を対象にした育成研修合宿が13日、都内で行われ、女子800メートル日本記録保持者の久保凛(16)=東大阪大敬愛=、ドルーリー朱瑛里(17)=津山高=らが出席した。

 ドルーリーと笑顔で会話を交わしつつ体を動かした久保は「いつも通り楽しくやってます。まず今回が合宿2回目で、トレーニング中心だったんですけど、いつもしないハードルだったり、短距離のウォーミングアップを経験させていただいて、これからにしっかり繋げられる練習ができたかなと思います。やっぱり中長距離だけじゃなく、他の種目の選手たちと一緒にできる機会がこういう機会しかないので、その貴重な機会に呼んでいただいて、うれしく思います」と、充実した表情で振り返った。

 年末年始は「年末は部活が30日の朝で終わったので、31日と1日だけ休みだったんですけど、お母さんの方の実家の方にいって、いとことかと一緒に過ごしました。久しぶりのおばあちゃんにも会えたり、いとこにも会えた。これからまた頑張ろうと思いました」と明かし、いとこのサッカー日本代表の久保建英かとどよめく報道陣に「あー、違います。違う方です。すいません」と笑って語った。

 今年は夏に東京で開催される世界選手権に照準を定めており「今年は東京の世界陸上に出たいなと思ってるので、標準記録を切って絶対に出場するという気持ちを持って日々取り組もうと思います。今年は(1分)58秒台を狙いたい。まず59秒しっかり切れるように頑張りたい。1周目に速く入ってもリラックスして走れるっていう体と、2周目にどれだけ落ちないかが大切。練習の質を上げてやっていかないと。57秒では入りたい。57秒で入って、2周目は1分ちょい掛かっても58なんで。そのぐらいでいけたらなと思います。まずは駅伝だったので、スピードが落ちてる部分がある。そこを元に戻していく部分と、持久力を踏むことができたので、そこを生かしつつ、スピードを戻していきたい。(今季初戦は)明確には決まってないんですけど、世界の試合も出たいと思っている。いつになってもいいように準備していきたい」と見据えた。

 日本記録更新など充実の1年を経て、更なる飛躍を狙う16歳。「去年1年はシニアの舞台や初めて世界の舞台を経験できて、とっても成長できたなと感じていて、その中で日本記録も更新できた。勝ち進んでいけたのが、自分の中でも自信になった。勝ち続けるっていう部分をこのシーズンをやっていきたい」と、誓った。

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