37歳・織田信成 有終“信成サンバ”で2位発進 次の目標は40歳で4回転ジャンプ
「国民スポーツ大会・フィギュアスケート」(28日、ヘルスピア倉敷アイスアリーナ)
フィギュア成年男子SPは今大会で現役を引退する37歳の織田信成(大阪・大阪スケート俱楽部)が77・60点で2位につけた。世界選手権(3月・米国)代表で埼玉から出ている佐藤駿(明大)が101・87点でトップ。愛知から出た壷井達也(神戸大)は68・51点で5位。少年男子フリーは世界ジュニア選手権(2~3月・ハンガリー)代表で、千葉から出場の中田璃士(中京大中京高)が162・14点をマークし、ショートプログラム(SP)からの首位を守って合計242・17点で優勝した。
この大会を最後に再び現役を引退するバンクーバー冬季五輪7位の織田は、「マツケンサンバ2」に乗せて華やかな演技を披露した。ジャンプが乱れた場面もあったものの2位発進。「自分の努力だけではなくて、周りの方の努力だったりサポートがあってここまで来ることができた」と現役復帰後の2年間を振り返った。
2度目の引退後はアイスショー出演などを通して「スケートをもっと盛り上げていきたい」と語る。2年2カ月後に迎える40歳での4回転ジャンプ成功を目標とし「毎日練習していって、ギネスの認定員の方を呼んで、リンクで跳んでギネスに認定してもらおうかな」と笑顔。まずは29日のフリーで4回転ジャンプを決め、有終の美を飾る。