大辻 新十両昇進で気合「三役、大関、その上目指す」 大相撲春場所番付編成会議
日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、兵庫県加古川市出身の大辻(21)=高田川、埼玉栄高出身の若ノ勝(21)=常盤山、元学生横綱の草野(23)=伊勢ケ浜=の新十両昇進を決めた。再十両は風賢央(25)=押尾川=と日翔志(27)=追手風=の2人。
ホープと期待された大辻は報徳学園中3年時に全中2位に輝き、卒業とともに入門。17歳で幕下に番付を上げ“大辻世代”と呼ばれたが、幕下から関取に4年を要した。
新十両は同学年の伯桜鵬、琴栄峰に後れを取ったが、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)の「早く上がったから偉いわけじゃない。最後にどこにいたかというのが一番大事」という言葉を受け「コツコツと体作りを徹底した」と腐らなかった。
ご当地の来場所へ「早く幕内に上がり、三役、大関、その上を目指す」と言い切った。