丹羽孝希が書類送検 海外オンラインカジノで賭博の疑い「違法と分からず。反省」 卓球リオ、東京五輪2大会連続団体メダリスト
卓球男子の16年リオデジャネイロ五輪団体銀メダル、21年東京五輪団体銅メダルメンバーの丹羽孝希(30)が29日までに、海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして、千葉県警に賭博の疑いで、書類送検されていたことが分かった。
任意の事情聴取で容疑を認めており、書類送検は20日付。起訴を求める厳重処分の意見が付けられた。容疑は23年初夏で国内からオンラインカジノサイトに接続し、暗号資産を元手に賭けをした疑い。スポーツの勝敗予想などで賭けたとみられる。丹羽は「違法と分からずやってしまい、反省している。ファンの皆さまに申し訳ない」と話している。
丹羽は天才的な卓球センスでホープス時代からトップ選手として活躍。国際大会でも結果を残し、16年リオデジャネイロ五輪では水谷隼、吉村真晴とともに銀メダル獲得に貢献。21年東京五輪でも水谷、張本智和と2大会連続メダルとなる銅メダルを獲得した。20年に一般女性と結婚。22年には国際大会からの引退を発表していた。24年4月にファーストと所属契約。Tリーグでは岡山リベッツに所属している。
26日まで行われた全日本選手権にも出場。4回戦は勝ち上がったが、5回戦で1-4で敗退していた。
スポーツ界では賭博に絡む問題が、たびたび起きている。近年でも16年にバドミントン男子シングルス元世界王者の桃田賢斗選手が、違法賭博により、無期限の出場停止処分を受けて金メダル候補だった16年リオデジャネイロ五輪出場を逃した。野球界では米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平被告が、違法スポーツ賭博での借金を返済するため大谷選手の口座から多額のお金を盗んで胴元へ送金した罪で、米国で起訴されている。