Tリーグ岡山が賭博容疑で書類送検の丹羽孝希と契約解除 20日に書類送検もチームへの報告なく「昨日の夕方初めて知ったのが正直なところ」
卓球男子の16年リオデジャネイロ五輪団体銀メダル、21年東京五輪団体銅メダルメンバーの丹羽孝希(30)が、29日までに海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして、千葉県警に賭博の疑いで書類送検されていたことを受け、所属先の岡山リベッツの羽場誠社長が取材に応じた。丹羽は30日付で「関係処分という形で契約解除」、羽場社長が100%減俸、白神宏佑監督が30%減俸となった。
29日の18時ごろ、通信社から白神監督に、丹羽が書類送検された件についての事実確認の連絡があったという。本人に確認したところ、事実であると発覚した。20日に書類送検されたが、自らのチームへの報告はなかったといい「昨日の夕方初めて知ったのが正直なところです」とした。
羽場社長は「Tリーグと協議は行っているが、たとえこれが不起訴だったとしても、本人が認めているということで、決して違法であるという認識がなかったとはいえ、プロ選手が賭け事をするということに関しては軽く受け止めるわけにはいかない」と厳しい処分となった理由を説明した。
羽場社長によると、丹羽がオンラインカジノを利用していたのは2023年の夏頃まで。利用は複数回にわたっていたが、借金はしていなかったという。始めたきっかけは、インターネット広告を通じてだといい「他の選手から聞いたとか、逆に丹羽選手が他の選手を勧誘したということはないと、確認済みです」と説明した。