元小結常幸龍が徳勝龍断髪式に参加 働きながら教員目指す「高校で相撲を教えたい」
大相撲で2020年初場所で幕尻優勝を果たし、23年9月に引退した元幕内徳勝龍(38)=現千田川親方、木瀬、本名・青木誠=の引退相撲が1日、東京・両国国技館で行われた。
断髪式では、同部屋で切磋琢磨した元小結常幸龍で22年9月に引退した佐久間貴之さん(36)がはさみを入れた。「30歳を過ぎてからもたくさん稽古をされていて、僕も強くしてもらいました。お客さんがたくさん入って良かった。お疲れ様でした」と語った。
佐久間さんは飲食店、相撲を広めるイベント関連の仕事を行いながら、母校の日大の通信教育部で教職免許取得を目指し勉強中。「高校の先生になって相撲を教えたい。アマチュア育成に関わって、大相撲に力士を送りたい」と夢を語った。
現役時代は初土俵から所要6場所で新十両(付出入門を除く)とスピード出世で注目を集めた。しかし、ヒザや腰の故障に苦しむ期間も長かった。佐久間さんは「相撲は大好きです。今も楽しく見ています」と笑顔を見せていた。