五輪の開催地選定、見直しを IOC会長選でコー氏
【ジュネーブ共同】20日にギリシャで行われる国際オリンピック委員会(IOC)会長選挙で、有力候補の一人とされる世界陸連のセバスチャン・コー会長(68)=英国=が12日までにオンラインで共同通信の取材に応じた。陸上の元スター選手であるコー氏は、五輪の開催地選定に関し「(100人を超える)IOC委員が意思決定プロセスにより深く関わるべきだ」と述べ、見直しを訴えた。
開催都市は、かつては総会に複数の候補地が示され、その中から委員の投票により決定していた。だが、IOCは2019年に選定方法を大幅に変更。近年の選考では候補を一つに絞り込み、委員は総会で事実上、追認するだけになっている。