青学大・原監督 万博にちなみ「わくぱく大作戦」発動 16日にエキスポ駅伝 実業団への苦言連発真意語る「ボクシングの睨みあいのようなもの」
史上初となる実業団と大学のトップチームが激突する「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN(エキスポ駅伝)」(16日、吹田市万博記念公園~大阪市夢洲、54・5キロ)の監督会見が15日、大阪市内で行われた。
1月の箱根駅伝で連覇を飾った青学大の原晋監督は恒例の作戦名を「わんぱく大作戦」と発表した。大会について「頑張るのみ。なんとか上位でいきたい」と語り、1区にエース格で4年の鶴川を起用することを明言。新シーズンの核となる新2年生を4人起用することを明かした。その上で「この大会をみて、多くの青年が長距離、駅伝をやりたいと思ってもらいたい」と語った。
また、この大会までに実業団チームへの“口撃”で盛り上げてきた点について問われると、「僕はそんなに性格の悪い男じゃないですよ。あえての演出の部分はある。その点はご理解ください」と前置きした上で「初の実業団と大学のガチンコ。過激なことをいえば盛り上がる。大会が注目される、視聴率が上がる、スポンサーも喜ぶ。じゃあ来年もやろうか、となる。ボクシングのにらみ合いのようなもの」と、陸上界を盛り上げる思いがあったことを明かした。
箱根2位の駒大・藤田敦史監督は1区に伊藤蒼唯、3区に山川拓馬という主力を投入。「非常に期待している」と語った。ニューイヤー駅伝3位のトヨタ自動車は3区に太田智樹を起用するほか、同4位のGMOインターネットグループは吉田祐也、今大会が引退レースの村山紘太の起用を示唆した。