高安が2年半ぶり金星 横綱豊昇龍を右手一本で押し倒し「いい相撲が取れて達成感」 7勝目に「痛いところもない。ベストを尽くして頑張りたい」
「大相撲春場所・8日目」(16日、エディオンアリーナ大阪)
平幕高安が横綱豊昇龍を押し倒しで撃破し、7勝目(1敗)を上げて先頭を守った。
立ち合いで左を指した高安は一度は振りほどかれたが、前に出てきた豊昇龍をいなし、最後は右腕で相手を押し出した。
2年半ぶりの金星を挙げNHK中継のインタビューでは「いい相撲が取れて達成感があります。圧力をかけられて、うまく泳がして攻め込むことができました」と振り返り、「(横綱は)土俵際が強いんで、冷静に落ち着いて攻めることができた」と話した。
2005年春に初土俵を踏んだ大阪で、場所前の2月28日には35歳になった。「痛いところもないので。あとはできる限りのベストを尽くして頑張りたいです」と充実した表情を見せる。
「いまが一番楽しいですね。やりがいがあります。たくさんの方が声援をくれますし、感謝の気持ちでいっぱいです」とファンに感謝。「やるべきことをやって一日一番、お客さんを喜ばせるよう頑張りたい」と話した。