優勝王手の高安は美ノ海と対戦、11勝同士でもつれる可能性も 八角理事長「4敗も分からないよ」
「大相撲春場所・5日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)
結び後にこの日の結果を踏まえて、14日目の取組が審判部から発表された。
11勝2敗と星を伸ばした高安(田子ノ浦)は、4敗で西前頭14枚目・美ノ海(木瀬)と当たる。ただ一人3敗で追う大関大の里(二所ノ関)は、4敗の関脇大栄翔(追手風)と対戦する。
高安が勝ち、大の里が敗れれば、寸前で賜杯を逃し続けてきた高安の初優勝が決まる。
他の4敗勢では西前頭6枚目の尊富士(伊勢ケ浜)と東前頭15枚目の安青錦(安治川)が4敗同士で対戦。玉鷲(片男波)と時疾風(時津風)も4敗同士で当たる。
高安が連敗し、大の里が一つ星を落とせば、11勝に優勝ラインが下がり、複数の力士で優勝決定戦が行われる可能性が残っている。
八角理事長(元横綱北勝海)は高安優位か、との指摘に「まだ、ぜんぜん。4敗(の力士)も分からないよ」と語った。