スノーボード 平野流ら帰国「いいシーズン」種目別3連覇&世界選手権2位で五輪に弾み
スノーボード男子ハーフパイプ日本代表の平野流佳(INPEX)が1日、成田空港に帰国した。今季のW杯では全5戦中4戦で表彰台(優勝2階)に立って種目別3連覇を果たし、世界選手権では銀メダルを獲得。「優勝2回して表彰台も取れて、いいシーズンだったんじゃないかな。(世界選手権は天候の)コンディションが悪かったけど、その中でできることはやれた」とうなずいた。
新たな課題も得た。これまで磨いてきた大技・キャブトリプルコーク1440。成功すれば高得点が得られるが、今回の世界選手権では天候が荒れた影響で技自体を実施できなかった。独創性が問われる勝負となり、あと1歩頂点に届かず。「(優勝した)スコッティが誰もやらない組み合わせだったことが、今回1番点数が出ていた要因だと思う。他の人がやらないルーティンの組み合わせを練習しないといけない」と振り返った。
勝負のミラノ・コルティナ冬季五輪までは残り10カ月。平野流は「五輪が終わってから3シーズンで総合優勝が取れている。そこを自身に持って挑みたい」と意気込んだ。
世界選手権銅メダルだった戸塚優斗(ヨネックス)も、3度目の夢舞台に向けて「新しい技を来年の五輪前のワールドカップで出して慣れることで五輪で出せると思う。メンタルも大事だし、技も調整して行けたら」と見据えた。