ラグビーU23日本代表の殊勲星にエディーHC称賛「歴史的快挙」27年W杯へ収穫「何人か(日本代表で)プレーできるように」
ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が8日、オンラインで取材に応じた。現在U23日本代表のオーストラリア遠征中で、初戦のオーストラリアンバーバリアンズ戦で43-31と快勝したことを受け、「(トップチームと同じ)日本代表のスタイルをできた。今回のメンバーはほぼ初めてプロ相手に戦ったが、日本の高校生以上で勝ったのは歴史的快挙」と称賛した。
今回のメンバーは将来の日本代表入りが期待される大学生35人で構成されている。相手チームはトップ選手ではなかったというものの、殊勲の勝利を挙げ、指揮官は2年後のW杯オーストラリア大会に向けても収穫を口にし「2027年に向けていいスタートが切れた。この先、今回の選手から2027年に(W杯で)プレーできるようにしていきたい」と期待を込めた。
次戦は11日にU20オーストラリア代表と対戦する。指揮官は「U20のオーストラリア代表はステップアップの試合。日本はU23だが、平均年齢21歳と考えると年齢差は変わらない。今のチームの現在地がよく分かる試合になる」と試金石マッチと位置づけた。
また、主将の清水健伸(早大)は初戦を快勝し「(番狂わせを)やった感は正直ある」と声を弾ませつつ、「ただ、その試合だけが目的じゃない。次に向けてもしっかりやっていきたい」と気を引き締めていた。