東京六大学野球が指名打者制導入 来年から、映像判定検証も採用
結成100周年の東京六大学野球連盟は10日、東京都内で理事会を開き、来年のリーグ戦から「指名打者(DH)制」を導入することを決めた。大学野球では全日本大学選手権をはじめ、東都や首都などほとんどのリーグでDH制を実施。東京六大学でも監督の要望や、社会人野球など卒業後の進路でも多く実施されていることから採用することになった。
東京六大学野球連盟の内藤雅之事務局長は「米大リーグも全てDH制になった。(六大学)101年目の来年から新たにやることになった」と説明した。DH制はプロ野球ではセ・リーグが導入しておらず、高校野球では日本高野連が検討課題に挙げている。
また、今月12日から始まる春季リーグ戦で映像による判定検証を導入する。同連盟によると、学生野球では同じ12日に開幕する仙台六大学とともに初の試み。各チームがリプレー映像による判定検証を要求できるのは9イニングで1度、成功した場合は権利は消滅しない。延長戦でもさらに1度の要求が可能になる。セーフかアウトや、フェアかファウルなどの判定に用いられる。