28年ロスから五輪が変わる!出場枠が男女比逆転 卓球男女ダブルス復活、サッカーは女子16男子12に変更
国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで開いた理事会で2028年ロサンゼルス五輪の出場枠を決めた。女子50・5%、男子49・5%となり、史上初めて女子が男子を上回った。サッカーはチーム数を女子16、男子12に設定し、24年パリ五輪の数を逆転。また、卓球は男女の混合団体を採用し、男女の団体がなくなって男女のダブルスが復活するなど、複数の競技で新しい試みが実施される。
ロサンゼルス五輪は、女子の参加を推進する流れが一段と強まる。IOCはパリ五輪で出場枠の男女同数を初めて実現。今年6月には競泳女子の五輪金メダリスト、カースティ・コベントリー理事(ジンバブエ)が初の女性会長として就任する。
サッカーはチーム数を女子16、男子12に設定した。パリ五輪は女子12、男子16で数を逆転させ、初めて女子が男子よりも多くなった。水球は女子を2チーム増やし、男女とも12チームで争う。ボクシングでは女子の階級を一つ増やし、男女同数の各7階級とした。
パリ五輪から22増で、史上最多の351種目を実施することも決めた。ゴルフ、体操、卓球で男女の混合団体を採用。卓球の男女の団体はなくなり、男女のダブルスが復活した。日本にとって卓球の団体は21年東京大会で男子が銅メダル、女子は銀メダルを手にした。特に女子は、最近5大会で銀メダル3個を獲得している得意種目。混合団体が採用されることで、金メダルへの道が近づくのかどうかが注目される。
また、競泳は自由形のみだった50メートルを背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライでも導入する。50メートルバタフライは池江璃花子(横浜ゴム)が得意としており、追い風になりそうだ。スポーツクライミングは複合として実施していたボルダーとリードを分け、スピードと合わせて計3種目に変更した。
ロス五輪は追加競技の野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュを含め、史上最多36競技が行われる。出場枠は夏季大会の上限としている1万500人の総枠を超え、1万1198人に達した。
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