広中璃梨佳が笑顔の復活V!圧巻ラストスパートで2年ぶり日本一奪還!「帰ってこれてうれしい」「こうやってまたどんどん広中璃梨佳の走りを」
「陸上・日本選手権1万メートル」(12日、えがお健康スタジアム)
9月の東京世界選手権の代表選考会を兼ねて行われ、女子は広中璃梨佳(日本郵政グループ)が2年ぶり4度目の優勝を果たした。世界選手権の参加標準記録(30分20秒0)は突破できなかった。
広中は序盤からペースメーカーの直後につけると、しっかりとした足どりで周回を重ねた。終盤は矢田みくに(エディオン)との一騎打ちとなり、残り2周で広中が前に出てスパート。矢田も食らいついたが、最後は突き放した。昨年は怪我の影響もあり、パリ五輪出場を逃していたが、復活を印象付ける日本一奪還となった。
優勝インタビューでは「去年悔しい思いをした分、帰ってこれてうれしい。本当にすごくうれしいです。こうやってまた声援を感じながら、どんどん広中璃梨佳の走りをみてもらいたいなと思いました」と笑顔で語り、世界選手権に向けて「このレースをきっかけ、ステップにして、走りに磨きをかけたい」と語った。