綱とりの大の里「嫌な相手を選んだ」黒星多くも手応え
大関大の里が15日、東京・大田区総合体育館で行われた春巡業で阿武剋、明生、霧島と稽古を行った。
阿武剋に3勝2敗、明生に2勝1敗、霧島に4戦全敗の計12番。「自分にとって嫌な相手を選びました」と狙いを明かした。
春場所で3度目の優勝を果たし、夏場所(5月11日初日、両国国技館)では綱とりに挑む。霧島を相手の際は、半身で横につかれるなど、本場所では珍しい形となった。「いろいろ考えてですね」とテーマを消化しているようだ。
横綱豊昇龍と言葉を交わす場面もある「しっかりたくさんアドバイスをもらったので、それを無駄にせず頑張りたい」と感謝を口にした。
大の里とは日体大の同級生、阿武剋は「自分は全力で当たって前に出るだけ。いい稽古でした」と汗を拭った。今年の目標に「優勝」と掲げていたが「あと4回チャンスがあるので、頑張ります」と不敵に笑った。