坂本花織、全日本5連覇でミラノ五輪決める!「一発内定で。1分1秒でも(早く)安心したい」ファイナル意地の3位で五輪前進も緩めず
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルから一夜明けた7日、会場の愛知・IGアリーナで、SP5位から意地で表彰台に食い込んだ坂本花織(シスメックス)が取材に応じ「ひとまず今はほっとしている。ショートで予想外のミスがあったので正直諦めモードになっちゃっていたんですけど、いろんな人が後押ししてくれた。なんとかフリーに向けて切り替えて、日本人の上位2人に入れたのでそこは大きかった」と振り返った。
SPでは、冒頭の3回転ルッツが2回転となり、「0点」に。その後は何とか立て直し滑り切ったがまさかの5位発進だった。しかしフリーでは、ミスはあったが気合の演技を披露。フリーの得点は1位となり、表彰台に乗った。
失意の夜から再起できた要因を「昨日(6日)の公式練習から中野先生とグレアム先生から喝を入れてもらった」と話す。「『その程度で良いんだったら別にいいけど、なるんだったらちゃんとやりなさい』みたいな感じで言われたので、これはやらなきゃと思って、そこでもう一段階、気合が入った」と気を持ち直した。
19日からは、優勝すればミラノ・コルティナ五輪代表即内定の全日本選手権(東京)が行われる。今大会で日本選手上位2人に入り、五輪へのアドバンテージは得たが、今季限りで引退を表明している中で迎える5連覇のかかる最後の全日本。「1位で。北京五輪同様、一発内定で行けるように。もう、1分1秒でも(早く)安心したい。なんとしても優勝で終われるようにしたい」と、誓った。




